1998年の活躍
アジア大会(男子マラソン)(12月20日:タイ・バンコク)
タイ・バンコクで開催されたアジア大会は12月20日に幕を閉じしたが、大会の最終種目となった男子マラソンで真内明選手が銀メダルを獲得、佐々勤選手が4位に入賞しました。
1位 李 鳳柱(韓国) 2時間12分32秒 2位 真内 明(旭化成) 2時間13分25秒 3位 キム・ジュンウオン(北朝鮮)
2時間16分30秒 4位 佐々 勤(旭化成) 2時間20分15秒
スータト直後から真内明選手、韓国の李鳳柱選手を中心にレースが進み、5km通過を15分59秒で通過した時には先頭集団は4人に絞られていた。その集団も、17kmでは北朝鮮のキム選手が遅れ、26kmでは韓国の金選手が離れ(その後途中棄権)、真内・李選手の一騎打ちかと思われたが、27km過ぎの上りで李選手がペースを上げると真内選手との差が15m程ついてしまった。しかし、真内選手もここから粘り、20m以内の射程距離内で李選手を追走。 アトランタ五輪銀メダリストの李選手は、2年前の福岡国際マラソンで優勝したときに見せた後半の力強いタフな走りを今回も見せ、38kmで再スパートして粘る真内選手を突き放してそのままトップでゴール。真内選手は、最後は疲れてペースダウンしたものの、2時間13分25秒の記録で2位でフィニッシュした。 3km過ぎに先頭集団から遅れ、第2集団を形成していた佐々選手は我慢の走りを続けて4位でゴールした。
アジア大会(男子10,000m)(12月13日:タイ・バンコク)
タイ・バンコクで行われているアジア大会男子10,000mに出場した高尾憲司選手が、金メダルを獲得しました。 レースはイランのババハリ選手がスタート直後から先頭に立ったが、高尾選手はアジア選手権10,000m優勝の白承道選手(韓国)を意識して、後続でじっくり様子をうかがっていた。5,000m手前から高尾選手がトップに立ちペースアップすると、高尾選手をぴったりマークしていた韓国の白選手が遅れ、チャド選手(インド)、中国のパ選手、アシブ選手(カタール)の四人に先頭集団は絞られた。 6,800m付近で高尾選手が再びスパートすると後続との間が空き、そのまま独走かと思われたが、アシブ選手が追いついてきた。高尾選手は小さなスパートを繰り返すが、アシブ選手は離れずラストスパート勝負に持ち込まれた。残り120mで高尾選手が仕掛けるが、アシブ選手も必死の追走。勝利への執念で最後の力を振り絞って走る高尾選手に対しアシブ選手はラスト20mで力つき、高尾選手は歓喜のトップゴール。記録は28分45秒66で金メダルを獲得した。
高尾選手の優勝で、日本はこの種目で4連覇を達成しました。 ・'86ソウル大会 新宅雅也選手(ヱスビー食品) :現三井海上 新宅永灯至監督 ・'90北京大会 森下広一選手(旭化成) ・'94広島大会 高岡寿成選手(鐘紡)
男子マラソン(真内明・佐々勤選手出場)のスタート時間が変更されました。 ・12月20日 9時00分スタート ※NHK・BS1で生放送されます。 ☆時間は全て日本時間で記載しています。
第29回防府読売マラソン(12月13日:防府市)
旭化成の西政幸コーチがレースを引っ張り、先頭集団を形成してレースが進んだが、20km過ぎると西コーチのペースが落ち21kmから昨年の覇者石本孝幸選手が先頭に立った。26kmでは先頭集団は石本・渡辺共則選手の旭化成勢と中国電力の川久保謙一選手、鐘紡のベテラン徳永大輔選手の四人絞られた。 31kmで川久保選手に先頭を譲った石本選手は35km過ぎに一度集団から遅れたものの、再び先頭に戻ると38kmでスパート。しかし、誰も離れず、今度は渡辺選手がスパートすると石本選手だけが離されてしまった。渡辺選手のスパートも続かず、後ろに下がった瞬間徳永選手がスパート。残念ながら渡辺選手はこれに対応出来ずに後退。 優勝争いはゴールの防府市陸上競技場内まで持ち込まれ、徳永選手がわずかに川久保選手をおさえて優勝。2位の川久保選手は優勝タイムと同じ2時間11分38秒の好記録だった。 渡辺選手は2時間12分03秒で自己記録を大幅に更新して3位でゴール。4位の石本選手は2時間12分21秒。9位に入った竹之内知選手も自己新記録の2時間17分21秒。
1位 徳永 大輔(鐘紡) 2時間11分38秒 2位 川久保謙一(中国電力) 2時間11分38秒 3位 渡辺 共則(旭化成) 2時間12分03秒 自己新 4位 石本 孝幸(旭化成) 2時間12分21秒 9位 竹之内 知(旭化成) 2時間17分21秒 自己新
トマムさんの防府読売マラソン観戦記
防府読売マラソン応援に行ってきました。とても楽しいツアーであったことをまずご報告します。 レース結果は皆さん既にご承知の通りで、記録についても楠さんから追ってご報告があるでしょうが、渡辺共則選手が自己記録を3分59秒
縮める活躍で堂々3位に入り、石本選手も後半離されながらも粘って4位、竹之内選手も自己記録を1分37秒縮めて9位と、各選手共旭化
成陸上部の底力を見せてくれました。 西選手は22kmあたりから後ろに下がって、後方から前を走るうちの3選手に睨みを利かせていました。26km付近で私達が声をかけたら、
ニコニコと手を振って走り去っていき全く疲れている素振りは見えませんでした(後で聞いたら31kmで上がったそうです。) 防府読売マラソンは全くの周回コースで、それも単なる周回ではなく、10kmまでは競技場周辺を長方形に1周し、それから大きく町を回るコ
ースに出て22kmで折り返し、34kmからまた先ほどの長方形のコースを回って戻って来るという設定になっています。
選手にとっては走りにくいコースのような気がしますが、応援する側は何度もポイントが設定できて堪能出来ます。競技場発着地点を除いて
今回は5カ所で声を嗄らしました。「GOGO!旭化成」という横断幕が良く見えるように、第一中継車が通って行ったすぐ後に何度も幕を45度
にしてみましたが、果たしてTVでは分かったでしょうか。 防府という町は延岡並の人口120千人(TVで紹介があった由)ですが、協和発酵、鐘紡、マツダ、JTほかの工場が並び立ち、延岡とはまた
違う工業都市という印象でした。(徳永選手が川久保選手と競技場でデットヒートをしているときのスタンドの声援がすごかった)
防府市内には、日本三大天満宮の一つ「防府天満宮」があります。(あと二つは、太宰府と京都の北野)パンフレットの写真では朱色の社殿
が美しく前日に勇躍出かけましたが、これは写真家の勝ちでした。もっとも、写真と実際が異なろうと御利益に変わりがあるはずもなく、うち
の選手の必勝を祈願してきました。
また、旧藩主家のために明治の元勲井上馨が作った広大な毛利家庭園も散策してきました。(今回のツアーのメンバーの中に”毛利さん”が
おられるので、ひとしきりその出自が話題になりました) それから、周防国分寺も見てきました。楼門や本堂が現存しているのは全国でも珍しいとのこと。(聖武帝の頃のものかどうかは分かりませ んでしたが)
レースの興奮の余韻も醒めやらぬ帰りのシーガイヤの車内では、高尾選手のアジア大会での優勝シーンをビュッフェのTVで見ることが出
来、甲佐のレースも木庭、川越選手の頑張りがあった事を聞いて、高揚した気分で延岡に帰り着きました。
長々と書きましてすみませんでした。とてもヒデ坊さんのような詳細な観戦記を書く筆力も観察力もないので、レースとは関係のない話題で
お茶を濁しました。ご退屈さまでした。 選手の皆さんお疲れさまでした。スタッフの皆さんありがとうございました。ツアー参加の皆さん、楽しい旅をありがとうございました。ご苦労 様でした。
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第23回甲佐10マイル(12月13日:熊本県甲佐町) アトランタ五輪マラソン代表の実井謙二郎選手(日清食品)がスタート直後から先頭に立った後、2kmからはNTNの奈良修選手がレースの主導権を握りレースが進んだ。10km通過は川嶋伸次選手の持つ大会記録(45分52秒)の時とほぼ同じ、その直後に木庭啓選手がスパート。一時は10m以上の差が付いたが、ややペースが落ちたところでシーブラー選手(NEC)が追いつき、ここからゴールまで二人の激しい優勝争いが繰り広げられた。2年前のこの大会で、ゴール手前100m程の所にある90度カーブをうまく利用した川嶋選手に負けた苦い経験を持つシーブラー選手は、それを生かした走りを見せて最後のスパートで木庭選手を振り切り優勝のゴールテープを切った。しかし、木庭選手も最後まであきらめずに追走しシーブラーと同タイムの2位でゴールした。川越衛選手も終盤良く粘り、入船敏(京セラ)を交わした後、猛追した奈良選手には届かなかったものの4位でゴールした。 また、女子5kmの部に出場した蔵原さやか選手は、3位争いを制してゴールし、体調に不安のあった平田朋子選手も良く粘り10位でゴールした。
☆10マイル 1位 J.シーブラー(NEC) 46分22秒 2位 木庭 啓(旭化成) 46分22秒 3位 奈良 修(NTN) 46分28秒 4位 川越 衛(旭化成) 46分29秒 自己新 5位 入船 敏(京セラ) 46分37秒 6位 S.マヤカ(日立電線) 46分46秒 8位 三木 弘(旭化成) 47分05秒 16位 立花 和紀(旭化成) 47分23秒 19位 渡辺 哲浩(旭化成) 47分40秒 自己新 55位 唐須 泰宏(旭化成) 48分44秒 72位 秋吉 慎一(旭化成) 49分16秒 82位 一二 隆徳(旭化成) 49分30秒 初 83位 森下 由輝(旭化成) 49分31秒
☆女子5km 1位 片山 弘美(NEC九州) 15分55秒 大会新記録 2位 藤川 亜希(ラララ) 16分03秒 大会新記録 3位 蔵原さやか(旭化成) 16分23秒 10位 平田 朋子(旭化成) 16分35秒
全日本実業団駅伝の「覆面座談会」等は、来週お届け予定の陸上部後援会会報「激走」に掲載します。お楽しみに!
第52回福岡国際マラソン(12月6日:福岡市)
第52回福岡国際マラソンが、12月6日(日)福岡市平和台陸上競技場をスタートゴールとするコースで行われ、佐藤信之選手が2時間8分48秒の日本歴代9位の好記録で日本選手トップの2位、続いて3位に小島忠幸選手が2時間9分10秒、5位には小島宗幸選手が2時間9分50秒で入り、3選手が2時間10分を切る素晴らしい走りを見せました。大会前から3選手に比べ体調が今一歩の状態だった佐保希選手も、早い段階から遅れながらも粘りの走りを続けて14位、2時間13分48秒でゴールしました。 11km付近で先頭集団から抜け出したケニアのジャクソン・カビガ選手を有力選手が揃った集団が追う展開でレースは進み、その集団から一人二人と脱落していく中、佐藤選手と小島兄弟は集団をキープ。 終盤に入ろうとする34km付近で佐藤信之選手がペースを上げるとこれにつけたのは小島忠幸選手ただ一人、後続を何度も振り返りながら先頭を走るカビガ選手を38km付近で捕らえると、佐藤選手は更にペースアップ。しかし、カビガ選手はこれに対応してついたものの、小島忠幸選手は徐々に離されてしまった。佐藤選手とカビガ選手の息詰まるような先頭争いが続いたが、39km過ぎのカギカ選手のペースアップに佐藤選手も離れてしまい、カギカ選手が優勝のテープを切った。離されてからも、旭化成の各選手は良く粘り、好記録でゴールした。
大会結果 1位 J.カビカ(ケニア) 2時間08分42秒 2位 佐藤 信之(旭化成) 2時間08分48秒 自己新 3位 小島 忠幸(旭化成) 2時間09分10秒 自己新 4位 五十嵐範暁(中国電力)2時間09分38秒 5位 小島 宗幸(旭化成) 2時間09分50秒 6位 A.トロッサ(テクモ) 2時間10分27秒 7位 M.タヌイ(エチオピア)
2時間11分12秒 8位 森川 貴生(NKK) 2時間11分21秒 14位 佐保 希(旭化成) 2時間13分48秒
日本歴代15傑 1位 児玉 泰介(旭化成) 2時間07分35秒 2位 谷口 浩美(旭化成) 2時間07分40秒 3位 伊藤 国光(鐘紡) 2時間07分57秒 4位 早田 俊幸(アラコ) 2時間08分07秒 5位 中山 竹通(ダイエー) 2時間08分15秒 6位 瀬古 俊彦(エスビー食品) 2時間08分27秒 7位 小島 宗幸(旭化成) 2時間08分43秒 8位 佐保 希(旭化成) 2時間08分47秒 9位 佐藤 信之(旭化成) 2時間08分48秒 10位 実井謙二郎(日清食品) 2時間08分50秒 11位
森下 広一(旭化成) 2時間08分53秒 12位 宗 猛(旭化成) 2時間08分55秒 13位 宗 茂(旭化成) 2時間09分05秒6 14位 小島 忠幸(旭化成) 2時間09分10秒 15位 大家 正喜(佐川急便) 2時間09分11秒 15位 清水 昭(杵築東芝) 2時間09分11秒
第35回九州実業団毎日駅伝(11月23日)
午前9時に福岡市中央区の毎日会館前をスタートして、北九州市役所西側にゴールする7区間79.7kmで開催されました。旭化成からはA・B2チームが出場して、Aチームが5年連続32回目の優勝を飾りました。2位にはBチームが入り、旭化成5回目のワン・ツーフィニッシュとなりました。 優勝旭化成A
2位旭化成B 3時間52分30秒
3時間56分33秒 1区
佐藤信之 3位 38分39秒 区間新 木庭 啓 1位
38分31秒 区間新 2区
高尾憲司 1位 30分57秒 区間新 中安秀人 15位 33分15秒 3区
秋吉慎一 1位 31分10秒 渡辺哲浩 4位 31分36秒 4区
川越 衛 1位 35分44秒 佐保 希 2位 36分23秒 5区
川嶋伸次 2位 34分43秒 小島宗幸 1位 34分24秒 6区
石本孝幸 1位 20分02秒 森下由輝 2位 20分12秒 7区
小島忠幸 1位 41分15秒 真内 明 2位 42分12秒
3位 九電工 3時間58分09秒 4位 西 鉄 4時間01分14秒 5位 京セラ 4時間01分15秒 6位 安川電機 4時間01分16秒 7位 クロサキ 4時間02分48秒 8位 三菱重工長崎 4時間03分45秒 9位 杵築東芝 4時間04分20秒
1区13.4km
2区10.2km 3区11.1km 4区12.5km 5区11.5km 6区6.8km
7区14.2km、5・6・7区は新コースです。
旭化成Bを除く上位8チームが全日本実業団駅伝への出場が決定しました。 旭化成陸上部OBが監督の三菱重工長崎(児玉泰介監督)と杵築東芝(後藤徳雄監督)も全国大会に出場します。6区塚本和寛選手、アンカー常定鉄平選手の活躍で9位に入った杵築東芝は全国大会初出場です。
旭化成の2チームで区間賞を独占し、同一企業の区間賞独占は、20年前の15回大会で旭化成A・Bチームが達成以来2回目の快挙です。15回大会の区間賞獲得者は、1区宗猛、2区後藤徳雄、3区弓削裕、4区吉山弘文、5区北山吉信、6区立川勝浩、7区宗茂でした。(敬称略) ※レースの詳細は、旭化成陸上部後援会会報「激走75号」でお知らせします。
'98国際千葉駅伝(11月23日)
千葉市で行われました国際千葉駅伝に日本代表で出場した小島江美子選手は、4区(4.767km)で区間賞を獲得し、日本チームの連覇に貢献しました。
1位 日 本 2時間16分11秒 2位 中 国 2時間19分25秒 3位 ルーマニア 2時間20分15秒 4位 ロシア 2時間20分26秒 5位 アメリカ 2時間20分55秒
'98東京国際女子マラソン(11月15日) 20回の記念大会に旭化成からは後藤郁代選手が出場。中盤までは先頭集団につけていましたが、28km過ぎの市橋選手(住友VISA)のペースアップに対応できずに後退しましたが、粘りのレースを続け4位でゴールしました。ゴール直前まで続いた優勝争いを制したのはダイハツの浅利選手。記録は2位の市橋選手と同じ2時間28分29秒でした。 1位 浅利 純子(ダイハツ) 2時間29分29秒 2位 市橋 有里(住友VISA) 2時間29分29秒 3位 宮崎 安澄(積水化学) 2時間30分06秒 4位 後藤 郁代(旭化成) 2時間31分26秒 5位 K.ドーレ (ドイツ)
2時間31分44秒
第47回高松宮賜杯西日本対抗九州一周駅伝競走大会(11月6日〜15日)
長崎市平和祈念像前をスタート、佐世保→佐賀→熊本→水俣→鹿児島→宮崎→延岡→大分→小倉→福岡と72区間1,056.5kmで行われた九州一周駅伝は、十日間全て日間首位でゴールするパーフェクトを達成して、オール旭化成で編成した宮崎県が18年連続28回目の優勝しました。 1位 宮崎県
52時間43分14秒 :区間賞46 区間新12 2位 福岡県
53時間52分23秒 :区間賞13 3位 山口県
54時間21分10秒 :区間賞 8 区間新 3 4位 長崎県 54時間36分31秒 :区間賞 1 5位 熊本県
54時間44分15秒 : 区間新 1 6位 鹿児島県 54時間53分16秒
:区間賞 1 区間新 2 7位 大分県 55時間27分11秒 8位 佐賀県
56時間54分52秒 9位 沖縄県 58時間52分30秒
納戸賞 川越衛 敢闘賞 森下由輝・三木 弘
旭化成陸上部後援会会員の皆様へ 会報『激走』の九州一周駅伝特集を11月24日頃発行予定です。お楽しみに!
秋季延岡市記録会(10月24日:延岡西階)
10月24日(土)西階陸上競技で秋季延岡市記録会が開催されました。大会当日の朝方まで降っていた雨が上がり、気温の上昇と共に風が強くなりコンディションは良くありませんでしたが。男子10,000mAは、6,000m過ぎから小島忠幸選手と高尾選手の二人になり、互いに引っ張り合いながら記録に挑戦しましたが、強風が災いして目標の27分台突入は達成できなかった。ラスト1周を58秒でカバーした高尾選手が今季最高(自己4番目)の記録でトップ。残り300mで遅れ、2位になった小島忠幸選手も自己記録を約4秒更新しました。 男子10,000mBは、4,500m付近で木庭選手がペースを上げると集団は崩れ、木庭選手はそのままトップでゴール。自分のペースを守りながら、第2集団から抜けだした秋吉選手は2位まで順位を上げた。女子5,000mは、1,700m付近で安部選手をかわしてトップに立った蔵原選手が、その後独走してトップでゴール。
★ 男子10,000mA 1位 高尾憲司(旭化成) 28分14秒29 2位 小島忠幸(旭化成) 28分16秒75 自己新 3位 三木 弘(旭化成) 28分42秒17 4位 森下由輝(旭化成) 28分51秒70 5位 入船 敏(京セラ) 28分53秒20 6位 川越 衛(旭化成) 28分54秒98 自己新 7位 佐藤信之(旭化成) 28分57秒31 8位 小島宗幸(旭化成) 29分11秒42 9位 真内 明(旭化成) 29分13秒54 10位 石本孝幸(旭化成) 29分16秒11
★ 男子10,000mB
1位 木庭 啓(旭化成) 29分21秒36
2位 秋吉慎一(旭化成) 29分36秒07
3位 渡辺哲浩(旭化成) 29分41秒99 4位 前田隆治(旭化成) 29分43秒31 自己新
5位 榎木和貴(旭化成) 29分44秒70
6位 中安秀人(旭化成) 29分49秒03
7位 唐須泰宏(旭化成) 29分49秒92
8位 入江承司(旭化成) 29分58秒54
9位 西澤 誠(旭化成) 30分00秒21 10位 渡辺共則(旭化成) 30分04秒53 11位 谷口浩美(旭化成) 30分13秒99 12位 立花和紀(旭化成) 30分39秒67 13位 堀川佳成(旭化成) 30分44秒89 14位 佐々 勤(旭化成) 30分51秒07 15位 竹之内知(旭化成) 31分00秒33
★ 女子5,000m 1位 蔵原さやか(旭化成) 16分22秒72 2位 安部 友恵(旭化成) 16分55秒50 3位 平田 朋子(旭化成) 17分08秒50
'98シカゴマラソン(10月11日アメリカ) 10月11日に行われたシカゴマラソンに出場した川嶋伸次選手は、自己記録を34秒更新する2時間10分07秒の記録で8位でゴールしました。レースの詳細と川嶋選手のコメントは次号の陸上後援会報「激走」に掲載予定です。
1位 O.オソロ (ケニア) 2時間06分55秒 2位 K.カヌーチ(モロッコ) 2時間07分19秒 3位 G.タイス (南アフリカ) 2時間07分45秒 4位 J.カフグ (ケニア) 2時間07分59秒 5位 M.タヌイ (ケニア) 2時間09分43秒 6位 E.モレノ (ブラジル) 2時間09分48秒 7位 P.チルチル(ケニア) 2時間09分52秒 8位 川嶋 伸次(旭化成) 2時間10分07秒 自己新 9位 S.グエラ
(エクアドル) 2時間10分16秒 10位 E.ラガト (ケニア) 2時間10分32秒 22位 清水 康次(NTT中国) 2時間19分58秒
第82回日本陸上競技選手県大会(9月30日〜10月4日熊本)
九州では48年ぶりに日本陸上競技選手権大会が熊本県民総合運動公園陸上競技場で開催されました。大会4日目に行われた男子10,000m決勝で高尾憲司選手が優勝。スタート直後から好位置につけていた高尾選手は、残り1周から満を持したスパート。逃げる高尾選手は、追うカギカ選手(NKK)、櫛部静二選手(ヱスビー食品)との息詰まるようなラストスパート争い制し、両手を突き上げ身体全体で喜びを表してゴール。その後は、満面の笑顔でスタンドのファンの声援に感謝していました。 この種目での旭化成勢の優勝は、第58回大会(昭和49年)の磯端克明選手(現富士銀行監督)以来、実に24年となる快挙です。
男子10,000m(10月3日) 1位 高尾 憲司(旭化成) 28分15秒94 2位 L.カギカ(NKK) 28分16秒52 3位 櫛部 静二(ヱスビー食品) 28分16秒79
予選(10月1日) 1組 16位 入江 承司(旭化成) 29分59秒68 予選落ち 2組
4位 高尾 憲司(旭化成) 29分15秒94
16位 木庭 啓(旭化成) 29分46秒25 予選落ち 男子5,000m
1位 S.マイナ(トヨタ自動車) 13分14秒18 大会新
2位 高岡 寿成(鐘紡) 13分26秒06 大会新
3位 L.カギカ(NKK) 13分36秒51
8位 森下 由輝(旭化成) 13分53秒49
9位 川越 衛(旭化成) 13分55秒74 15位 渡辺 哲浩(旭化成) 14分17秒86 23位 榎木 和貴(旭化成) 14分49秒69
女子5,000m
1位 志水見千子(リクルート) 15分31秒49
2位 川上 優子(沖電気宮崎) 15分31秒81
3位 川島亜希子(東海銀行) 15分32秒85 20位 小島江美子(旭化成) 16分18秒13
函館ハーフマラソン(9月27日函館市) ・男子ハーフマラソン
1位 渡辺 共則(旭化成) 1時間04分44秒
2位 武井 康真(ヱスビー食品)1時間05分06秒
3位 宮田 修一(コニカ) 1時間05分07秒 10位 宗 猛(旭化成) 1時間12分11秒
・女子ハーフマラソン 1位 栗林 明美(鐘紡) 1時間14分08秒 2位 後藤 郁代(旭化成) 1時間14分34秒 3位 山内美根子(資生堂) 1時間15分31秒
TOTOスーパー陸上(9月15日国立) ・男子5,000m
1位 J.ギタヒ(日清食品) 13分25秒37
2位 S.マイナ(トヨタ自動車) 13分25秒83
3位 K.ブラミ(モロッコ) 13分41秒94 11位 木庭 啓(旭化成) 14分21秒32
宮崎県長距離記録会 (9月5日旭化成レーヨン) 9月5日(土)旭化成レーヨン陸上競技場で宮崎県長距離記録会が開催されました。この大会は、男子10,000mが九州一周駅伝、女子5,000mは九州各県対抗及び全国都道府県対抗女子駅伝の選手選考を兼ねて行れました。日本陸連ナショナルチームの海外合宿に参加している8名と、前日まで北海道士別市で行われた日本陸連合宿に参加した9名は不参加のため、旭化成からは男子9名、女子4名の参加でした。
・男子10,000m 1位 入江 承司(旭化成) 29分38秒2 2位 渡辺 哲浩(旭化成) 29分46秒0 3位 原口 秀明(旭化成) 29分49秒3 4位 唐須 泰宏(旭化成) 29分52秒5 5位 秋吉 慎一(旭化成) 29分57秒3 6位 竹之内 知(旭化成) 30分19秒4 7位 中安 秀人(旭化成) 30分36秒1 8位 前田 隆治(旭化成) 30分52秒3 9位 堀川 佳成(旭化成) 31分12秒3 中安秀人・原口秀明選手がレースを引っ張り集団で進み、入江承司選手が先頭に立った5,000m付近から集団が崩れ、入江・渡辺哲浩選手二人の争いとなりました。しかし、7,000m過ぎから渡辺哲浩選手が徐々に遅れはじめ、その後は入江選手の独走となり29分38秒2でゴール。2位渡辺哲浩選手、3位には途中大きく遅れながらも粘りの走りを続けた原口選手が入りました。
・女子5,000m 1位 森垣 智子(旭化成) 16分08秒4 2位 斉藤 祐子(沖電気宮崎) 16分10秒9 3位 上妻 知美(沖電気宮崎) 16分11秒7 4位 蔵原さやか(旭化成) 16分35秒1 6位 平田 朋子(旭化成) 16分51秒7 8位 井垣 千寿(旭化成) 17分00秒1 スタート直後から沖電気宮崎の上妻知美選手を先頭にレースが進み、3,000m付近からは上妻・斉藤祐子選手の沖電気宮崎勢と森垣智子選手の三人の争いに。残り400mで森垣智子選手が見事なスパートで二人を離しトップでゴールしました。故障に苦しんでいた蔵原さやか・平田朋子・井垣千寿選手もそれぞれ我慢の走りを続けて復活の兆しを見せたレースでした。
北海道マラソン(8月30日札幌」市) 8月30日(日)真駒内競技場をスタートして、中島公園をゴールするコースで開催され、西澤誠・安部友恵選手が出場。マラソン2回目の西澤選手は、先頭集団の好位置をキープしていましたが、先頭集団のペースが乱れ、西澤選手はうまく対応できずに残念ながら後退してしまいました。 一方、女子の安部選手も天満屋の山口衛里選手と先頭を形成し、最初の10kmは33分57秒とハイペースの展開となりました。18km付近で山口選手が遅れかけ、安部選手のレース展開かと思われましたが、ペースが落ちてしまい一度離れかけた山口選手が息を吹き返し、22km過ぎには逆に山口選手のペースアップに安部選手は遅れてしまいました。 男子 1位 A
トロッサ(テクモ) 2時間10分13秒 大会新 2位 比嘉 正樹(資生堂) 2時間14分08秒
3位 梶山 暢之(NTT中国) 2時間14分27秒 12位
西澤 誠(旭化成) 2時間21分37秒12位 女子 1位 山口 衛里(天満屋) 2時間27分36秒 大会新 2位 安部 友恵(旭化成) 2時間31分12秒 3位 杉原 愛(大塚製薬) 2時間33分08秒
士別市記録会 (8月30日士別市) 8月30日士別市で開催されました士別市記録会には、日本陸上競技連盟の強化合宿参加者がタイムトライアルと位置づけて出場した中、森下由輝選手は日本陸上競技選手権参加標準記録突指して出場。京セラの入船敏選手を先頭に3,000mを8分10秒で通過。その後ややペースが落ち、4,000m付近で森下選手がスパートし後続を引き離してそのままゴール。日本選手権参加A標準(13分49秒00)には僅かに届かなかったものの、九州選手権で2位に入っている森下選手はB標準(14分05秒00)をクリアーして日本選手権出場資格を得ることが出来ました。 ・男子5,000m3組
1位 森下 由輝(旭化成) 13分49秒41 大会新
2位 入船 敏(京セラ) 13分51秒69 大会新
3位 川越 衛(旭化成) 14分02秒79
8位 高尾 憲司(旭化成) 14分15秒76 13位 榎木 和貴(旭化成) 14分35秒47 15位 石本 孝幸(旭化成) 14分43秒65
・男子5,000m2組 1位 片渕 博文(九電工) 14分23秒89 2位 渡辺 共則(旭化成) 14分26秒03 3位 綱崎 真二(九電工) 14分32秒52 9位 佐々 勤(旭化成) 14分51秒84
・女子5,000m
1位 永山 育美(京セラ) 15分40秒36 大会新 2位 小崎 まり(ノーリツ) 15分52秒26
3位 藤川 亜希(ラララ) 15分56秒34 8位 小島江美子(旭化成) 16分09秒76 11位 後藤 郁代(旭化成) 16分39秒09
九州陸上競技選手権大会 8月21日(金)から3日間九州陸上競技選手権大会が、新設された熊本県民総合運動公園陸上競技場で、『くまもと未来国体』のリハーサル大会として開催されました。 大会初日に行われた男子10,000mは、4,000mから渡辺共則・入江承司選手と九電工の藤野圭太選手の争いとなりましたが、7,400m付近から藤野選手が抜け出し優勝。2位には渡辺共則選手が入り、続いて入江選手が入りました。 大会二日目に行われた男子5,000mで、残り1周からの激しいラストスパート争いの末、川越衛選手が森下由輝選手を2/100秒おさえて初優勝を飾り、3位には渡辺哲浩選手が入り3位までを独占ました。入社2年目の前田隆治選手も後半よく粘り7位でゴールしました。応できずに後退。結局6位でゴールしたが、1週間後の北海道マラソンに向けて順調な仕上がりぶりを見せました。
第一日目8月21日(金) ・男子10,000m 1位 藤野 圭太(九電工) 29分28秒38 2位 渡辺 共則(旭化成) 29分38秒65 3位 入江 承司(旭化成) 29分55秒06 4位 下川 修武(ラララ) 29分55秒86 5位 渡辺 哲浩(旭化成) 30分02秒86 7位 榎木 和貴(旭化成) 30分06秒58 10位 佐々 勤(旭化成) 30分35秒90 15位 西澤 誠(旭化成) 31分20秒63
1位 川越 衛(旭化成) 14分13秒32 2位 森下 由輝(旭化成) 14分13秒34 3位 渡辺 哲浩(旭化成) 14分15秒78 4位 豊岡 知博(旭化成) 14分19秒07 7位 前田 隆治(旭化成) 14分26秒91 21位 中安 秀人(旭化成) 14分50秒25
・女子10,000m 1位 川上 優子(沖電気宮崎) 32分52秒11 大会新記録 2位 岡本 幸子(沖電気宮崎) 33分54秒33 3位 山下 麻美(ラララ) 34分00秒76 6位 安部 友恵(旭化成) 34秒10秒12
宮崎県陸上競技選手権大会 7月11日(土)・12日(日)の両日、午後5時を過ぎても気温が33℃を越える悪条件の中、宮崎県総合運動公園陸上競技で宮崎県陸上競技選手権大会が開催されました。 初日は、久しぶりに1,500mを走った高尾憲司選手が3分48秒08の大会新記録で制覇。男子10,000mは、残り200mから素晴らしいスパートを見せた入江承司選手が、榎木和貴選手を抑えて優勝。女子10,000mは安部友恵選手1人の出場とやや淋しいレースとなりましたが、暑い中粘りの走りを続け35分19秒55でゴールしました。 大会二日目に行われた男子5,000mは、3,400mからスパートして逃げる渡辺哲浩選手を川越衛選手が追う展開となり、残り200mで川越選手が追いつき、ここから二人は熾烈なラストスパート争いを繰り広げましたが、川越選手が抜けだし恩師や声援を送り続けてくれた宮崎工業高校の後輩の前で嬉しい初優勝を飾りました。
★7月11日 男子1,500m 1位 高尾 憲司(旭化成) 3分48秒08 大会新記録 自己新 2位 木庭 啓 (旭化成) 3分53秒93 自己新 男子10,000m 1位 入江 承司(旭化成) 29分43秒17 2位 榎木 和貴(旭化成) 29分45秒79 3位 渡辺 共則(旭化成) 29分53秒31 4位 唐須 泰宏(旭化成) 29分58秒26 5位 佐々 勤
(旭化成) 29分59秒42 6位 渡辺 哲浩(旭化成) 30分09秒60 7位 川越 衛
(旭化成) 30分17秒92 8位 前田 隆治(旭化成) 31分25秒99 9位 竹之内 知(旭化成) 32分14秒83 女子10,000m 1位 安部 友恵(旭化成) 35分19秒55 ★7月12日(日) 男子5,000m 1位 川越 衛 (旭化成) 14分10秒30 2位 渡辺 哲浩(旭化成) 14分11秒69 3位 唐須 泰宏(旭化成) 14分17秒58 4位 森下 由輝(旭化成) 14分19秒47 5位 中安 秀人(旭化成) 14分19秒68 6位 前田 隆治(旭化成) 14分28秒47 7位 竹之内 知(旭化成) 14分43秒97 8位 入江 承司(旭化成) 14分44秒75 9位 佐々 勤
(旭化成) 14分51秒97 10位 引地 誠(旭化成) 14分55秒68
南部忠平記念陸上 7月5日(日)札幌円山陸上競技場で開催された南部忠平記念陸上競技大会5,000mで、木庭啓選手が3,200m付近から積極的にスパート。4,000m付近で日本大学の山本祐樹選手が詰め寄ったことを知ると、もう一度スパートして突き放し会心のレース運びで優勝しました。 男子5,000m 1位 木庭 啓(旭化成) 13分50秒51 2位 中野 剛(佐川急便) 13分53秒12 3位 山本 祐樹(日本大学) 13分56秒15 9位 原口 秀明(旭化成) 14分07秒09
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